2008年06月27日

吉田松陰 今人大眼目なし

吉田松陰 今日の一言


『今人大眼目なし』

今人大眼目なし、好んで瑣事末節を論ず。
此の幣読書人尤も甚だし。其の自ら行う所を見れば、辺幅を修飾し、言語を珍重し、小廉曲謹、郷里善人の名を貪り、権勢の門に伺候し、阿諛曲従至らざる所なし。
行々の色著はれず、侃々の声聞こえず、忠ならず考ならず、尤も朋友に信ならず、而して自ら居りて愧ずることを知らず。
是を之れ務を知らずと謂う。


今の人は大きな見方ができず、つまらない枝葉のことばかり論じている。
此の欠点は読書をしている人に大変顕著である。
そのような人の行動を見れば、上辺を飾ったり、言葉使い重々しくしている。
また、さっぱりとして欲がなく、細かい事も注意深く謹み、ふるさとで立派な人と呼ばれたいと望み、権力のある家に媚び諂い自分を曲げてでも追従している。
剛健な態度、剛直な見識はなく、忠孝を実践する様子もない。
友人に信義がなく、自分の行いを恥じることも知らない。このような人を人としての為すべきことを知らない人という。

      


タグ :吉田松陰

この記事へのトラックバックURL
http://shouin1859.gifulog.com/t40029