2008年06月30日

吉田松陰 志士というは

吉田松陰 今日の一言


『志士というは』

志士というは即ち道に志すの士なり。


志士というのは人として正しき行き方をしようとする人である。


  
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2008年06月29日

吉田松陰 士此の世に生まれては

吉田松陰 今日の一言


『士此の世に生まれては』

士此の世に生まれては、才の高下と学の深浅とに随いて、各々志す所なくんばあらず、但だ事変に遭逢して、自ら暴棄に安んじるは、是れ悲しむべきのみ。

士たるもの、この世に生を受けたからには、もって生まれた才能の高下、修めた学問の深浅に従って、それぞれ志す所がなければいけない。
ただ、避けることのできない辛い状況に出会って、自暴自棄になることは、実に悲しむべきことである。



  
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2008年06月28日

吉田松陰 苛数を以って

吉田松陰 今日の一言


『苛数を以って』

聖人固より苛数を以って人を責めざるなり。


心ある立派な人は罪を教えてあげて、人を厳しく責めとがめることをしない。


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2008年06月27日

吉田松陰 今人大眼目なし

吉田松陰 今日の一言


『今人大眼目なし』

今人大眼目なし、好んで瑣事末節を論ず。
此の幣読書人尤も甚だし。其の自ら行う所を見れば、辺幅を修飾し、言語を珍重し、小廉曲謹、郷里善人の名を貪り、権勢の門に伺候し、阿諛曲従至らざる所なし。
行々の色著はれず、侃々の声聞こえず、忠ならず考ならず、尤も朋友に信ならず、而して自ら居りて愧ずることを知らず。
是を之れ務を知らずと謂う。


今の人は大きな見方ができず、つまらない枝葉のことばかり論じている。
此の欠点は読書をしている人に大変顕著である。
そのような人の行動を見れば、上辺を飾ったり、言葉使い重々しくしている。
また、さっぱりとして欲がなく、細かい事も注意深く謹み、ふるさとで立派な人と呼ばれたいと望み、権力のある家に媚び諂い自分を曲げてでも追従している。
剛健な態度、剛直な見識はなく、忠孝を実践する様子もない。
友人に信義がなく、自分の行いを恥じることも知らない。このような人を人としての為すべきことを知らない人という。

        
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2008年06月26日

吉田松陰 小成に安んじることなかれ

吉田松陰 今日の一言


『小成に安んじることなかれ』

老兄の為す所学ぶ所、事々皆実なり、但だ軽用妄挙して以って小成に安んじることなかれ。

あなたの生き方、また、学んでおられることは、全て道理に適ったものです。
しかし、簡単な気持ちで、道理に外れた振る舞いをして、ほどほどの人物なることで満足してはいけません。
夢や希望は大きく大志を抱かなくてはいけないのですね。


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2008年06月25日

吉田松陰 君子は渇すとも

吉田松陰 今日の一言


『君子は渇すとも』

君子は渇すとも盗泉を飲まず、志士は窮すとも溝壑を忘れず。

心ある立派な人は、どんなに困っていても悪いことはしない。
志士は困難な状況に陥っても、正しい道を守るためには、死んでも棺桶がなく、溝や谷間にそのまま捨てられるくらいのことを覚悟する必要がある。





  
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2008年06月24日

吉田松陰 風化を起こさんと欲す

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(2006/12)
川口 雅昭

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吉田松陰 今日の一言


『風化を起こさんと欲す』

今諸君と松下村の風化を起こさんと欲す。
宜しく此の語を以って令甲となすべし。遺忘することなかれ。


今、私は諸君らと一緒に、松下村を徳によって教化しようと思う。
であるから、この言葉をして、我々の掟の第一条としよう。忘れてはいけない。  
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2008年06月23日

吉田松陰 味わいあるかな

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吉田松陰 今日の一言


『味わいあるかな』

古人言えるあり「其の非心を格す」と。
味わいあるかな、味わいあるかな。


昔の人が「その人のよこしまな心を正す」といっている。
実に味わいある教えである。  
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2008年06月22日

吉田松陰 伐柯遠からず

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川口 雅昭

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『伐柯遠からず』

伐柯遠からず

手本とすることは眼の前にある。
決して遠方まで探すことは必要ない。  
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2008年06月21日

吉田松陰 輟めざるなり

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(2006/12)
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『輟めざるなり』

一月にして能くせずんば、則ち両月にして之を為さん。
両月にして能くせずんば、則ち百日にして之を為さん。
之を為して成らずんば輟めざるなり。


一ヶ月でできなければ、二ヶ月かけてもこれを成し遂げたい。
二ヶ月でもできなければ、百日かけてもこれを成し遂げたい。
いくらやってもできなければ、できるまで絶対にやめない。
何事も途中であきらめることは良くない。不撓不屈の精神で最後までやり抜く事が大切であろう。



  
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2008年06月20日

吉田松陰 君子小人並びに服するの人②

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(2006/12)
川口 雅昭

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吉田松陰 今日の一言


『君子小人並びに服するの人』

徳行の士は「居処恭しく事を執りて敬し、人と忠なるは夷狄に之くと雖も棄つべからざるなり」
「言忠信、行篤敬ならば、蛮貊の邦と雖も行はれん」の類にて、斯くの如き者は君子小人並びに服する人なり。


二つ目は、徳行の人。
つまり道徳にかなった人であり、「日頃の生活態度はうやうやしく、仕事に際しては心をそのことに専らにし、敬い謹んで、怠らず、ゆるがせにしない。また、人と交際する時には忠誠を尽くして、欺き偽らない。この三つは、夷狄のような、礼儀道徳の低い所へ行っても、すてて、これを失ってはいけない」とか、「言葉が誠実で正直であり、行いが人情に厚くつつしみ深ければ、言行共に誠があるので、自然に人を感動させて、どんな未開の土地に行っても行われるであろう」という類である。
このような人物に対しては君子も小人も共に敬服するものである。
  
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2008年06月19日

吉田松陰 君子小人並びに服するの人①

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吉田松陰 今日の一言


『君子小人並びに服するの人』

君子に二等あり。
高尚の士は固より流俗に同じうせず、汙世に合せず、嘐々然として古人を以って師とす。
此の人の世に居る、俗人庸夫其の奇怪に駭き、口を交えて唾罵するは固よりなり。
而して独り有識の士のみ深く是を推服す。


心ある立派な人に二種類ある。
その一つは高尚の人。つまり、学問・言行などの程度が高く、世俗を超越した気高い人物である。
このような人はくだらない世間に同調もせず、濁世に合わせず、志を大きくもって、昔の心ある人物を師としている。
このような人がいると、俗人や凡庸な人は、その常識では考えられない言動に驚き、そろって非難することはいうまでもない。
しかし、学問があり見識の高い人物のみは、このような人物を、心から偉い人として推し、心服するのである。

  
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2008年06月18日

吉田松陰 軽蔑する者は

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『軽蔑する者は』

貧賤を以って是を軽蔑する者は、必ず富貴を以って是に諂屈す。

貧乏や身分の低いことをもって、その人を「軽蔑するような者は、必ず、お金持ちや地位の高いことをもって、その人に媚びへつらう。
  

2008年06月17日

吉田松陰 凡そ生を天地間にうくる者

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『凡そ生を天地間にうくる者』

凡そ生を天地間にうくる者、貴となく賤となく、男となく女となく、一人の逸居すべきなく、一人の教えなかるべきなし。
然る後初めて古道に合うと云うべし。



この世の中に人として生まれた者は、身分、性別にかかわらず、一人として怠けて気ままにしているべきではなく、また、一人として教えないでいいというものはない。
初めて昔から正しい教えに及ぶというべきである。

  

2008年06月16日

吉田松陰 独り自ら志す所は

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『独り自ら志す所は』

独り自ら志す所は皇国の大恩に報い、武門武士の職分を勤むるにあり。
此の志は死すと雖も吾れ敢えて変ぜず。


一人で自分から志しているのは、国家の大きな恩に報い、武門にある武士としての当然の努めを行う、ということである。
この志は死んだとしても、強いて変えることはない。
  

2008年06月15日

吉田松陰 文武は士の家業なれば

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『文武は士の家業なれば』

文武は士の家業なれば、是を習練するは論を俟たず。


学問をし、武芸を修めることは武士の生業である。
これを繰り返し学ぶことはいうまでもないことである。

  

2008年06月14日

吉田松陰 賢母あらば

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『賢母あらば』

賢母あらば賢子あり。

人として優れた母がいれば、人として優れた子どもがいる。
  

2008年06月13日

吉田松陰 死して後已むの四字は

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『死して後已むの四字は』

死して後已むの四字は言簡にして義広し。
堅忍果決、確乎として抜くべからざるものは、是をおきて術なきなり。


死而後已の四字は簡潔であるが、その意味する所は大変広い。
意志が強く、思い切りがよい。
また、しっかりしていて、容易に動かされない男子たるためには、これをおいて他に手段はない。
  
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2008年06月12日

吉田松陰 慨然として

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『慨然として』

慨然として国天下を以って自ら任ずべし。


気力を奮い起こして、国家、天下の維持発展を自分の責任として自覚しなさい。
今の政治家に言いたい言葉である。
もっと世の中が乱れているのは自分たち政治家がだらしないからだと思って欲しい。
  

2008年06月11日

吉田松陰 武士道が闕くる

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『武士道が闕くる』

武士たる者は只今にても君命あらんには、槍を提げ馬に打乗り、水火に駆け込むべき身分なれば、飲食男女の欲を縦にし、疾病を生じ、懶惰に陥り、気根を弱くしては、武士道が闕くるなり

武士たる者は、今すぐにでも命令があれば、槍を引っさげ馬に乗り、水や火の中に駆け込むべき身である。
だから、暴飲暴食をしたり、男女の欲望を貪ったり、病気がちになったり、ものぐさになったり、気力が弱くなったりしては、武士の道に欠けるというものである。  
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