2008年04月30日

吉田松陰 徳を以って

吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録
(2006/12)
川口 雅昭

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吉田松陰 今日の一言


『徳を以って』


師弟朋友皆徳を以って交わる者なり。挟む所あるべからず。

先生と弟子、友達同士、みなそれぞれの人徳をもって交際しているのである。
自分の身分や地位などを心にたのみ鼻にかけるべきでない。
人前にでれば皆同じである。尊敬される人はちゃんと周りが尊敬してくれる。ワザワザ自分がそれを威張る必要はない。  
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2008年04月29日

吉田松陰 国の存するや自ら存するなり

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(2006/12)
川口 雅昭

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吉田松陰 今日の一言


『国の存するや自ら存するなり』


国の存するや自ら存するなり。
あに外に待つことあらんや。外に待つことなし。
あに外に制せらるることあらんや。外に制せらるることなし。
故に能く外を制す


国家というのは自ら存在するものである。
どうして外国の御機嫌などを窺う必要があろうか。必要はない。
また、どうして、外国の指導などを受ける必要があろうか。ありはしない。
そういう自立した国家であってこそ、初めて外国をおさえることができるのである。
  
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2008年04月28日

吉田松陰 万事自ら

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(2006/12)
川口 雅昭

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吉田松陰 今日の一言


『万事自ら』


文王を待ちて而る後に興る者は凡民なり。
夫の豪傑の士のごときは文王なしと雖もなお興る。
凡民と豪傑の分を明らかに知るべし。豪傑とは万事自ら創して敢て人の轍跡を踏まぬことなり


文王のような心ある立派な王の指導を受け、その後で意気を奮い起すようなものは凡民、一般の民衆である。
豪傑、つまり傑出した人物というものは、文王の指導を受けなくても、自らの力で興起するものである。
凡民と豪傑の違いをはっきりと知るべきである。
武勇に優れ肝っ玉の据わっている人は何事も自分で創意工夫するものであり、決して他人の行った真似などはしないものである。

  
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2008年04月27日

吉田松陰 一世の風俗を以って

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(2006/12)
川口 雅昭

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『一世の風俗を以って』


平士の職は一身の修治を本とし、一世の風俗を以って己が任となすべし

平士たる者は、自分一身を修めることを根本とし、その時代の風俗をよきものとすることを、自分の任務と自覚すべきである。
  
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2008年04月26日

吉田松陰 一善を行えば

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(2006/12)
川口 雅昭

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吉田松陰 今日の一言


『一善を行えば』


一善を行えば一善己れに存す。
一益を得れば一益己に存す。一日を」加うれば一日の功あり。
一年を加うれば一年の功あり。
人を教える者かくこそ言うべし


1つのよき事を行えば、その善は自分のものとなる。
1つの有益なものを得れば、それは自分のものとなる。
一日努力をすれば、1年の功績がある。人を教える者はこのようにこそ教え導くべきものである。


  
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2008年04月25日

吉田松陰 学というものは

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(2006/12)
川口 雅昭

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『かくすれば』

凡そ学問の道死して後巳む。
若し未だ死せずして半途にして先ず廃すれば、前項皆棄つるものなり。
学というものは進まざれば必ず退く。故に日に進み、月に漸み、遂には死すとも悔ゆることなくして、始めて学と言うべし


大体、学問というものは死ぬまで継続すべきである。
もしも死んでもいないのに、途中でやめてしまえば、それまでの努力して得たものが全て棄ててしまったことになる。
学問というものは、進まなければ、必ず後退するものである。
だから日に進み、月に進み、その結果、死ぬとしても後悔する事がないようになってこそ、初めて学問ということができる。  
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2008年04月24日

吉田松陰 かくすれば

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『かくすれば』


かくすればかくなるものとしりながら、やむにやまれぬやまとだましい

このようなことをすれば、このようになるということは知ってはいた。
しかし、それでもやらねばならなかったのは私の大和魂ゆえである。  

2008年04月23日

吉田松陰 事省くべく

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『事省くべく』


事省くべく、事省いて而して志専らにすべし。
志専らならばすなわち奇策雄論往々将に得る所あらんとす


くだらない世事は省略すべきである。
省略して、今抱いている志に専念すべきである。
専念すれば、奇抜な策略や素晴しい考えが、やがて思い浮かぶことであろう。  

2008年04月22日

吉田松陰 勇なくんば

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『勇なくんば』


人いやしくも勇なくんば、仁智並びに用をなさざるなり

人は真の勇気というものがなければ、慈しみ、思いやりの心や物事を理解し、是非・善悪を弁別する心を持っていたとしても、何の役にも立たない。

考えや思っていても行動に移す勇気が必要。
思ってたんだけどなぁ〜では思ってないのと同じである。
であるなら、実行すべし!  

2008年04月21日

吉田松陰 決して言われぬなり

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『決して言われぬなり』


各々その職の上において、天命時運ということは決して言われぬなり。
己が職を自ら廃し、これを時運天命に附せば、不忠不孝、不仁不義、皆時運天命になるなり


それぞれの人が、自分の職務上のことについて、天によって定められた宿命であるとか、時の巡り合せであるなどということは、決していうことはできない。
自分の職務を自分で放棄し、これを時運や天命の責任というのであれば、不忠、不孝、不仁、不義などもみんな時運、天命となってしまう。  

2008年04月20日

吉田松陰 賢者の楽しむ所は

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『賢者の楽しむ所は』


賢者の楽しむ所は道のみ、好む所は善のみ。
勢位利禄、一つも心に入ることなし


心ある立派な人が楽しむのは、人としての正しい道だけである。
また、好むのは、善だけである。権威や地位、利益、俸禄などは一つとして心にかかることはない。  

2008年04月19日

吉田松陰 武士の恥を知らざること

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(2006/12)
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『武士の恥を知らざること』


君子は徳義なきを恥、小人は名誉なきを恥ず。
君子は才能なきを恥、小人は官禄なきを恥ず。
小人の恥ずるところは外見なり。君子の恥ずるところは内実なり。
そもそも恥じの一字は本邦武士の常言にして、恥を知らざる程恥なるはなしなし。
武士の恥を知らざること今日に至り極まれり


心ある立派な人は、人として踏み行うべき義理の心が足らないことを恥じ、つまらない人は名誉がないことを恥じる。君子は才能がないことを恥じ、小人は官位や俸禄がないことを恥じる。
小人が恥じるのは外見である。
君子の恥じるには心の内面である。だいたい恥という一字は我が国の武士が常に口にする言葉である。恥を知らないとほど恥ずかしいことはない。
その武士たる者が恥を知らないこと、今日ほどひどい状態は未だかつてない。  

2008年04月18日

吉田松陰 強恕の道

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吉田松陰 今日の一言


『強恕の道』


強恕して行う、仁を求むることこれより近きはなしとは、何等の親切の教えぞや。
大儀なることを勉強してすると、人の情を思い遣り己の行いをするとより学問は始まることにて、是れ強恕の道なり


強恕、つまり大いに努力し、真心から人を思いやることこそ仁を求めるには最も近い方法である、とは本当に親切な教えである。
骨の折れることを強いて行うこと、また人の気持ちを思いやりながら自分が実践することから学問は始まるのである。
これが孟子の言う強恕という生き方である。  

2008年04月17日

吉田松陰 道義のほかに

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吉田松陰 今日の一言


『道義のほかに』


義に従いて禍罪に遇うは其の道を尽すの極まりにして、凡そ人は道義の外に行くべきところはなし

人の行うべき正しい道に従い、その結果として、災難や刑罰に遭遇するのは、その正しい道を尽した果て、というべきである。
だいたい、人は人の行うべき正しい道以外に行くべきところはない。  

2008年04月16日

吉田松陰 暫時の間なり

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『暫時の間なり』


今世学問をする者己の年少を恃み、何事も他日と推し延ぶる者あり、殊けて知らず、人生一世間、白駒の隙を過ぐるが如し、仮令百年の命を全うすとも、誠に暫時の間なり

今、学問をする者は、自分がまだ年少であるということを口実にして、何事につけても、いつの日にか、などといって実行を延期するものがいる。
人生というのは「白駒の隙を過ぐるが如し」といわれるように、歳月の過ぎ去ることは、大変早いということがどうしてわからないのであろうか。
たとえ百年生きたとしても、本当にわずかの間でしかないのに。  

2008年04月15日

吉田松陰 片意地者に非ざれば

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『片意地者に非ざれば』


人は小事にても是非善悪必ず信をば失わぬと言う片意地者に非ざれば、何事も苟且のみにして、執持する所はなきものなり

人間はどんな小さなことでも正しいか正しくないか、良いか悪いかという点において信念を失わないという頑固な者でなければ、何をさせてもちょっとしたことしかできず、しっかりしたことを行うことはできない。  

2008年04月14日

吉田松陰 よしあし事もいわばいへ

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『よしあし事もいわばいへ』


世の人はよしあし事もいわばいへ賤が心は神ぞ知るらん

世の人は、よきことも悪しきことも、いいたければ、好きにいったらいい。
私の心は神様だけが知っているのだから。
簡単に言へば、他人の風評に踊らされるな!ということか?
人というのは他人のことをとやかく言うのが好きな生き物だから、いちいちそんなことを気に留めていたら何事も出来なくなってしまう。

己の信念を信じて進むのがよい。  

2008年04月13日

吉田松陰 真心を行うを貴ぶ

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(2006/12)
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『真心を行うを貴ぶ』


男子事を立つる、真心を行うを貴ぶ

男子がことを行うときには、まごころを尽すことが大切である。  

2008年04月12日

吉田松陰 心一杯の事を行い尽す?

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『心一杯の事を行い尽す』

一事より二事、三事より百事千事と、事々類を推してこれを行い、一日より二日、三日百日千日と、日々功を加えて是を積めば、あに遂に心を尽すに至らざらんや。
宜しく先ず一事より一日より始むべし


一つのことより二つ、三つのことより百、千のことと、一つのことから他のことと押し広めて実行し、一日より二日、三日より百日、千日と努力して功績を積み上げていけば、どうして心を尽すことができるようにならないであろうか。
必ずできるようになる。志を立てたならば、先ず一つのことから、思いついたその日から始めるべきである。
思いたったら吉日であろう。  

2008年04月11日

吉田松陰 心一杯の事を行い尽す?

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『心一杯の事を行い尽す』

其の心を尽すとは、心一杯の事を行い尽すことなり。
力を尽すと言へば、十五貫目持つ力ある者は二十貫目を持ち、二十貫目持つ力ある者は二十貫目を持つことなり。
これを以って考うべし。
今人未だかつて心を尽さず。故に其の一杯の所を知ること能はず



その心を尽すとは、心一杯、自分の限界まで行い尽すことである。
力を尽くすといえば、十五貫目のものを持ち、二十貫目のものを持つ力のある者は二十貫目のものを持つことである。
このような例で考えるべきである。
今の人はこれまで一度だって心を尽さない。
だから、自分の心がどこまで力があるのかを知ることができない。